キネマ旬報社
表現者として意欲的に活動する俳優をフィーチャーしたパーソナル・ブックの第5弾は、西島秀俊。
カラーグラビアや多彩な企画を満載し、ロング・インタビュー、映画監督との対談、映画・TV・CMデータファイルなども完備。
低温火傷みたいな俳優★★★★★
西島秀俊が持つ「説得力」、それは何なんだろうか?
表面的にはそれほど目立った外傷がなくても確実に体内に重度の火傷を負っているという低温火傷のように、脳の深い部分に印象が残る。
彼を起用した業界人が、彼のどこに「惚れて」起用したのかを知る事のできる本です。
本人インタビューも興味深かったです。
2006年末までのほぼすべての出演作(ドラマ・CM・映画・MVなど)が掲載されています。
映画への自信★★★☆☆
「映画」という単語が何度出てきただろう。
その思いは、正直、伝わってこなかった。
「テレビドラマ」とは違うんだって言っていることは、聞こえてきた。
べた褒めの関係者からの文章のなか、「何も考えていない」という本人の言葉。
逆に、自信にみなぎっているように聞こえた。
それでいいと思う。
写真はよかった。
カメラの前に立っている佇まいに雰囲気があった。
(宮崎あおいさんの撮った写真の下手さには驚いたけれど。
彼女の写真を収める意味がわからなかった。
)
どこかとらえどころのない西島さんの個性★★★★★
私はこの本を読んで純粋に映画が大好きで映画の世界に飛び込んで他の誰にも真似できない「西島色」
を映画で確立していった西島さんの存在感やインタビューでも本当に映画を愛しているんだなというのが伝わってきました。それと西島さん一見ぶっきらぼうに見えるが純粋で優しい自然な雰囲気のする人
というどこかとらえどころのない個性が西島さんらしさなのかなと思います。
うらやましい一途さ★★★★★
純粋に映画を愛し、知的で清しく、上品で潔い、その上なんだか可愛らしい、そんなチャーミングなキャラクターを持つ西島さんを擁する日本映画界とファンは幸せだなと思いました。
また現在の日本映画を識るにも貴重な話が満載、中でも西島さんの敬愛する黒沢清監督との対談は圧巻!
充実の一冊です。
知的な人なんですね。★★★★★
この本を読むと画面ではボーっとしているようにみえる西島さんが、どれだけ確信犯でやっているのかわかります。
そしてその演技はものすごい知性の上に成り立っていることも、、、。
西島さんが好きな人はもちろん、邦画を愛する人にはとても読み応えがある本だと思います。
要サマとイケメンと本棚の部屋★★★☆☆
ドラマ「ジェネラルルージュの凱旋」で、すっかりファンになってしまった、西島秀俊さん。
彼の魅力を徹底解剖!
一見の価値ありデス。