ショップ名:オンライン書店boox[ブークス]
価格:5,040円 (税込み)
メーカー:岩波書店
明治維新期に誕生した新聞、雑誌、出版は、時の権力を批判したり、擁護したり、あるいは「不偏不党」の立場を取りつつ、対外的な「帝国」戦争に参加するにしたがって読者を増やした。後発の映画、放送もメディアの普及力を高めた。権力側はメディアの世論操作機能に着目し、国民を誘導してきた。メディアは教育を補完する機能を果たしたが、いつも「帝国」べったりであったわけではなく、その在野性、日常性、時事性、実践性の中に、「帝国」に傾斜しがちなアカデミズムにはない「学知」が潜んでいる。権力との関係のなかでのメディアの足跡を検証する。
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