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価格:2,520円 (税込み)
メーカー:岩波書店
深刻の度合いを増す地球温暖化現象。日本の気候変動政策、またエネルギー価格高騰の時代に向けた経済政策は今のままでよいのか。著者は、積極的に環境経済政策を推進する欧州諸国や、近年の米国、豪州などの動向を詳しく調べ上げたうえで、政府や企業をはじめとする日本社会の気候変動への対応を厳しく批判し、対応の遅れについて警鐘を鳴らす。環境の改善・維持と経済の発展を統合し、経済が発展すればするほど環境が改善し、逆に環境改善が進むと経済へも好影響を与えるような、安定的で持続可能な社会を作り上げる必要性を説く。経済合理的な気候変動政策の選択、革新的技術や新たなビジネスモデルの開発やライフスタイルの創造、現在の社会経済システムの改編こそが、日本が生き残れるほとんど唯一の道であることを明らかにする。環境経済の核心を鋭く衝く問題提起の書。
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