ショップ名:オンライン書店boox[ブークス]
価格:924円 (税込み)
メーカー:学研
日米連合軍に包囲されながら、かろうじて戦線を維持しているウラジオストックのソ連軍。その兵站線となっているシベリア鉄道の分断を連合軍が目論んでいると判断したスターリンは、急遽、ラザレンコ中将に第36軍を指揮させて、チタに近いタルスカヤの死守を命じた。だが、すでに日本の鉄道技術の指導の下、米国の兵器を搭載した装甲列車はタルスカヤの10キロメートルの手前まで侵攻して、後続の列車から戦車部隊を雪原に展開させていた。冬は凍てつき、春と秋は泥濘となる大陸の道路事情を考えると鉄路による兵站線の確保は、戦況の帰趨を決するほど重要であった。かくしてシベリア鉄道をめぐる空と陸の死闘が始まった。
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